春の観察会で谷川岳の天神平に行ってきました。
お天気は大降りはしなかったものの終日霧雨のようで寒い一日でした。この冬の天神平は十数年ぶりの大雪だったそうで、ところどころに雪も残っていて、夏用リフトへの架け替えも進んでいなかったため、リフトで天神峠まで上るのを変更して天神平を散策しました。
雪解けの天神平はぬかるんでいるところもありましたが、早春の植物が顔を出し始めていて、まるで季節を1~2か月戻ったようでした。そして日当たり具合で生長の違う様子なども見ることができました。
それでもシラネアオイやオニシモツケの芽を出し始めた姿から葉を展開した状態までの変化や芽を出し始めたばかりのニッコウキスゲ、小ぶりのツクバネソウやエンレイソウ、咲き始めたショウジョウバカマやマイヅルソウ、イワカガミのつぼみ、イワウチワの満開の様子のほか、トウゴクサイシンやウスバサイシンの花、葉が丸く群生して咲いていたスミレはアオイスミレでしょうか?日の当たるところではカタクリも花を開き、葉だけの新芽はヒキオコシでしょうか?よく似ているトリアシショウマとヤマブキショウマを比べて違いを確認したりと楽しむことができました。
昼食の後は集合写真を撮ってから希望者で高倉山方面を少し歩きました。
こちらではコバイケイソウが大きな新芽を出し。ミツバオウレンが花盛りとなっていました。
ミズバショウも可憐な花を咲かせ、タムシバが花盛りとなっていました。
風も少し強くなってきたため少し早めに下に降りましたが、途中の道の駅や魚野の里などで、みなさん買い物も楽しむことができました。