昨日の雨も上がり、少し涼しくなったので斑尾高原の沼の原湿原にオオシラヒゲソウを見に行ってきました。
早い時間だったため駐車場には一台も車が止まっていまませんでした。
少し不安になりましたが湿原に向かって歩いていくと、ゲンノショウコにツリフネソウ、キツリフネと見慣れたメンバーばかり。と思ったらアケボノソウがあちこちに咲いていてキオンやタチアザミが鮮やかさを加えてくれていました。
そして木道に出るとなんとオオシラヒゲソウの大群落!木道の周りはオオシラヒゲソウだらけになっていて、その間から申し訳なさそうにサワオトギリやアカバナ、サワヒヨドリが顔を出し、シラネセンキュウは自己主張をして虫たちを呼び寄せていました。
湿原を抜けた沢沿いにはサラシナショウマやツルニンジン、ヤマトリカブト、タイリンヤマハッカに交じってジャコウソウまで咲いていました。
樹林帯に入るとギンリョウソウモドキやキバナアキギリ、フユノハナワラビなどが、流れの中にはオタカラコウがまだ何とか残っていました。
花だけではなくナルコユリは黒い実を実らせ、サワフタギは鮮やかな青い実を、ズミは小さいサクランボのような実を一杯つけ、カラハナソウも果穂を一杯つけていました。